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 近代は、自然を敵視した。              [苔の生すまで]


 ポスト近代は、自然と調和すべしと訴える。 アニミズム といま下に見られる感覚が世界人類の共通項になった時、ポスト近代 つまりは真の近代がおとずれる。 その道先案内人が、日本以外にあろうか。 


ポスト近代こそが、 近代 。              [文化の日]


 大陸間弾道核弾頭ミサイルをお互いに向けあって、国と言う Organization 格 が対峙する。 そこに、北朝鮮あたりが入ってくる。 中国にしろ、近代でのありようは。 まるで、そこに至る過程でこうむった落し前 のように見える。 

 ポスト近代などと言われるものこそが、近代であり。 これまでの近代というものは、それへの序曲だろう。


ウイルス / Virus              [文化の日]


 微生物を目で見る事が出来るようになったのは、顕微鏡が出来てからで。 生物で最も原始的な、単細胞生物がその限界だった。 細菌はそこに含まれる。 顕微鏡とは、光学式の顕微鏡のことだ。

 1930 年代になって、電子顕微鏡が現れた。 ここで初めて我々は、ウイルスを目にする。 白黒ながら、解像度抜群の革命児だ。 遺伝子を有機体としてならしむ構造を持った単細胞生物としての細菌とは、桁違いに小さな。 遺伝子だけを、狡猾な殻で包んだ。 宿主に感染する事のみで生物的存在となる、情報だけの塊だ。 


空間 時間 波動              [文蔵]


 美術 絵画 造形 、 空間と光 そして 色 波動 。

 音楽、 音 波動 。  タイム、時間 。

 ダヴィンチ と バッハ 。


 子育てママのブルース              [才蔵]


 世の中は 現業 に満ちている。 重力の中で暮らし、その中で 物 によって生活しているのだから、当然 この世の中は 労役 に満ちている。 

 人類の発展は、世帯つまり家庭が分担を決めていたその父親的な部分を Organization 格 、企業体、法人とって代わらせ。 父親は Organization 格 の奴隷となる。 

 Organization 格 は この世の存在であるために、必ず 現業 部門を持つ。 しかし近代科学テクノロジーと資本主義は、クリックひとつが現業という法人格までを不気味に作り出した。 経済活動の現業現場からどれだけ遠ざかるかが、人の出世と組織の成長の証というのは おかしい。

 人が生きていくためには世帯の運営というのが不可欠で、子育ても含め女性、母親のすべきことは現業そのものだ。 ここがあまり変わらない。 子育てママのブルースは、世の中の現場を軽んずるブルースと同根ではないか。  


物欲と断捨離              [文化の日]


 断捨離とは、断、捨、離。 それぞれの人の物に対する心の在り方を表している。 捨も離もいいが、必要の無いものをこの世の自らの物質的ブラックボックスに入れない、断 に尽きるのではないか。 

 断に対して、経済が挑んでいるのが現代というものだ。 ここで負けていては、捨も離も経済の思うつぼだ。 物欲は経済の思うままとなり、俗性は仏性を常に凌駕する。 

from Wikipedia
断: 入ってくる要らない物を断つ
捨: 家にずっとある要らない物を捨てる 
離: 物への執着から離れる


素晴らしい言葉              [文蔵]

 
 言葉は、それによって表すべき認識がある。 しかし認識の存在範囲は、人の内面を出ない。 これが言葉の限界である。


 この世で最も確かなものは、素晴らしい言葉に接し呼び起こされた神々しい認識が、あなたの内面にあると言う事だ。 これはもはや、言葉を発する側の認識の深さによらない。 

 拝むのなら あなたの内面にあるここを拝むべきで、 言葉 を拝んだり その言葉を発する者 を拝んだり、まして言葉を 伝える者 を拝んではならない。 


言葉は空しい              [文蔵]



 よき言葉は、何度でも味わい深い。 一度その言葉の意味するところが分かったとしても、決して おごるな 。 

 言葉は記号であって、言葉の認識によって呼び起された内面こそが、ありがたいものだ。 

 

理想と現実              [文化の日]


 理想とは、ずっと真上を向いてるようなもので。 おちおち近所も歩けない。 現実とは真下を見るようなもので、こればかりでは近所の外へは出られない。 まっすぐ前を見て、しばしば真上を見、足元にも注意を払う。 これがこの世の我々のあり方である。 

 水が高きから低きに流れるがごとく、しょうがない と思う心は。 良貨を駆逐する悪貨のような、根源的な強さを持つ。 


人格の改造


 血は、バイアス。 一定方向にベクトルがかかったようなもので。 遺伝的な性向というものは、 そうなりやすさ に関わる事と思う。 人とは、バイアスのかかった存在なのだ。 

 その遺伝と家庭とは密接な関係を持ち、血と育ちを容易には分けられない。 人は思春期を経て、人格というものを持つ。 血と育ちを真正面から受け止めて、あるべき大人なのだろう。 

 そうしていやおうもなく与えられた人格を、どのようにして改造していくか。 これがこの世を生きる要諦である、と考える。


人にされた、嫌な事            [原理運動]



 理不尽であればあるほど、それは意味深い。 人にされた、嫌な事。 立場、からされた嫌な事。 それが出来る立場に立った時、しなけりゃ損だと思うのは最低。 ついしてしまうのを、低級。 いましめるのを、及第としたい。 

 Organization 格 がなければ産まれない、立場というもので。 家庭もしくは世帯における血縁を除けば、出世の話になる。


文化 と 哲学              [文化の日]


 文化はある意味、原始的な哲学さえ有すれば社会的地位を得ることを保証した。 文化は伝統であり、それを壊す以上は。 哲学を網羅的にかさ上しなくてはならない。 現代は、伝統文化を捨てる代わりに。 それに見合う、哲学を手に入れなければならない。 哲学とは、哲学学者の占有物でなく。 ひとかどの市井の者であれば誰でも持ち得るものでなければ、人類社会の未来が無いと思う。


生きている意味              [文蔵]


 経験 や 知識 を どれだけ 見識、そして 哲学 にまでして行けるのかが。 我々が この世に生きている意味 だと思う。 


哲学者 と 哲学学者


 哲学 とよく言うが、 哲学者 と 哲学学者 を 混同してはならない。 前者は音楽で言えばバッハやモーツアルトのような 楽聖 であり、後者は単に 楽理を極めた者 である。


最強、であるには。              [原理運動]


 最強であるには、自らの集団・組織の中で最強を目指し、自らのよって立つ集団を世界最強にすればいい。 出世と、組織の成長によって。 人は時に、世の全権を手に入れたかのような錯覚に陥る。 しかし、独裁者がそれを目指しても。 Organization 格 は、それを手玉に取る。 組織の人事が、人の手にあらねば。 民主主義など、在るはずがない。 組織の理論は、認めてはいけない。 


Generalist


 Specialist (スペシャリスト)は、深い溝にはまって外が見えない。 

 俯瞰で物が言える Generalist (ジェネラリスト)が求められる。

 しかしそれも哲学と信心が無ければ、ただの雑学うんちく王。

 俗物根性をそぎ、知識が見識になってこその Generalist だ。


オーソドックスと個性


 ピカソは、その初期の段階で非常に緻密なデッサンをしていた。 当時の写実的な油絵を見て、驚愕した記憶がある。 その後、我々が知るあのわけの分からない ピカソ になる。 

 個性、という言葉を思う。 オーソドックスを極めての個性というのは、とてつもないのだろう。 


天文と暦


 人の外側に広がる世界、自然界。 人はまず天体の動きが、気になった。 夏至や冬至を定め、暦として使う。 古代において、天文と暦とは ほぼ同義であったのではないか。 まず 太陽、そして月の運行について。 人が数をかぞえ始め、それを記録するようになったころ。 原始の天文は始まったのだと思う。  

 棒を立て、影の長さを見る。 明らかに規則性がある。 地球の公転周期がまた、ちょうどいい。 数える、記録する。 月が明るい。 月の三十は、もう知っている。 

 

 電磁波データ


 これをごく短い波長のあたりで、我々に視覚としてもたらすのが、光だ。 メディアを支える放送、無線も電波という電磁波による。 近代に入り人類は電磁波と不思議な付き合いを始めたが、 太陽 月 火 、光だけは太古からデコーダ無しのこの世についての情報を、無尽蔵に届ける。 


 政治 と 哲学


 Organization 格 によるゲーム。 金を競い、その上 余興で血みどろの殴り合いまでする。 国と言うものが最強の Organization 格 なら、作法と言うものがあるだろう。 金を唯一のポイントとする、経済。 その経済を使って人殺しをする、軍事。 政治は、刻一刻と変化するこれら への判断が求められる。 何時なのか、と言うことが決定的になる。

 これに対し、人の内側に向かった好奇心。 内方向性知的好奇心は、時に左右されない 普遍 を求めた。 人が居る限り、という事で。 時ならず、空間も超えている。 哲学だ。 

 ポスト近代において、哲学のない政治はいただけない。 いただけない国だらけだからこそ、我々はこのような閉塞感をもつのだろう。 経済でも軍備でもなく、哲学を競ったらいい。    


雅楽              [苔の生すまで]

 日本では、奈良時代までに半島や大陸から伝わった高麗楽、唐楽などと日本古来の音楽が合わさり、雅楽となった。 東大寺大仏の開眼供養儀礼の演目が、現在の宮内庁楽部にもそのままあるというのは、世界最長の王家を持つ日本の幸せに感じる。 



 次世代に伝えていく。             


 人類の発展とは、次世代に伝えていく事で成り立っている。 記することで完全に次世代に伝えられる、数学。 実験や形にする事が求められる、近代科学テクノロジー。 ここに、数学よりもどれ程も古い 職人、匠の技 がそれを支えて、現在があるような気がする。 

 我々はこの中で、先代が生きていて。 のみならず、全盛の技を繰り出すうちに。 それをライブで間近で見る。 そうでなくては伝えられないものをこそ、大事にすべきではないのか。 


 数学


 数学の起源は、やはりギリシャだろうか。 幾何学からも初まっているようで、興味深い。 代数学はアルジブラとかで、アラビア数字などとも言うし。 メソポタミアではそれより古く、六十進法が使われそれが現在の時間における単位や方位角度の三百六十度のもとにもなった、と聞く。 またゼロの発見は、インドだとも聞く。 こちらから見れば、すべてインドアーリア系などと称される、西洋の話だ。

 東洋にも算数があったが、ここに関してまず西側の優位があった。 外方向性知的好奇心の成果で、この属性として書き記して次の代の者が最高点から始められるものの際たるものだと思う。 近代科学テクノロジーの礎には、数学がある。 



Dragon


 葛飾北斎の最後の絵、というのを観ると。 富士の上に昇る、竜が描かれている。 去年来日し、英語でぶれずに語るブータン国王を思い出した。 幼稚園児に、ドラゴンを見た事があるか?ときいていた。 

 竜、龍、ドラゴンとは、Organization 格 と同義ではないかと思う。 


 性衝動と文化


 食衝動は太るだけだろうが、性衝動は相手があるだけにやっかいなものだ。 現代の先進国で普通の暮らしをすることは、昔で言えば 貴族 の生活をしているのではないか。 みな、光源氏さまだ。 その中に、ゲテモノ趣味で珍奇好きな連中が居るという。 民族の持つ文化が、これを御してきたはずだと思う。 


女王蟻


 兵隊アリがうっとうしいなと感じても、そいつらに辛く当たってはならない。 女王アリの、思う壺だ。 そんな方法で女王蟻は、考えをあらためない。 

 目の前に敵は、いない。



 自然は神様                  [苔の生すまで]


 落雷を、「 かみなり 」とよぶ感覚。 自然を神とする感覚は、世界じゅうにあった。 

 釈迦、キリスト、ムハンマドによる宗教の第二段階がある。 釈迦の言う末法とは、この近代を言うのだと思う。 

 日本は宗教の第一段階である神道の時代から続く 天皇家という王朝 を、いまだもつ国だ。 かわっていて、何の不思議があろうか。    



日本の幸せ                  [苔の生すまで]


 まるで絶望の中で、たまにこう思う時がある。 もしかしたら、いまがいちばん幸せなのではないかと。 死ぬ覚悟もそれなりに出来、自分の為でなく。 人の為というわけでもなく、誰の為でもない。 生きる意味というのが、それなりに分かったような気がするからだ。 

 自然を敬う 神道、 知で理解しようとする 仏教 。 生まれ育っただけで、これらをいやおうなく浴びている我々は、幸せだ。 



体 が 楽              [才蔵]


 体が楽になる、という事に。 あまりにこだわり過ぎている。 この現実界は、物質界であり。 重いものを持ったり、それを運んだり。 そんな 労役に満ちている。 
 これが、近代科学テクノロジーの革命。 産業革命によって、機械に置き換わる。  それでもさらに Organization 格、組織は繁栄だけを追い求め。 今日がある。 

 それにもろ手をあげて賛成し、高級ジムで汗をかいている人々に申し上げる。 

 いっさいの労役に関わらない 王侯貴族 をどれだけ作るかが近代であるならば、 そんな近代は終わりにした方が いいだろう。



Crater


 月面の映像に、よく違和感を覚えた。 クレーターがぬめっとした大地に見えるのだ。 しかし ある一瞬を境にして、実際のへこんだクレーターにしか見えなくなる。 この切り替わり、ただ 我々の捉え方の。 ここに、とてつもない何かを感じる。 



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