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日本の幸せ                  [苔の生すまで]


 まるで絶望の中で、たまにこう思う時がある。 もしかしたら、いまがいちばん幸せなのではないかと。 死ぬ覚悟もそれなりに出来、自分の為でなく。 人の為というわけでもなく、誰の為でもない。 生きる意味というのが、それなりに分かったような気がするからだ。 

 自然を敬う 神道、 知で理解しようとする 仏教 。 生まれ育っただけで、これらをいやおうなく浴びている我々は、幸せだ。 



 自然は神様                  [苔の生すまで]


 落雷を、「 かみなり 」とよぶ感覚。 自然を神とする感覚は、世界じゅうにあった。 

 釈迦、キリスト、ムハンマドによる宗教の第二段階がある。 釈迦の言う末法とは、この近代を言うのだと思う。 

 日本は宗教の第一段階である神道の時代から続く 天皇家という王朝 を、いまだもつ国だ。 かわっていて、何の不思議があろうか。    



雅楽              [苔の生すまで]

 日本では、奈良時代までに半島や大陸から伝わった高麗楽、唐楽などと日本古来の音楽が合わさり、雅楽となった。 東大寺大仏の開眼供養儀礼の演目が、現在の宮内庁楽部にもそのままあるというのは、世界最長の王家を持つ日本の幸せに感じる。 



 近代は、自然を敵視した。              [苔の生すまで]


 ポスト近代は、自然と調和すべしと訴える。 アニミズム といま下に見られる感覚が世界人類の共通項になった時、ポスト近代 つまりは真の近代がおとずれる。 その道先案内人が、日本以外にあろうか。 


国益と正義              [苔の生すまで]


 国益は正義にかなうのか。  その伝の多い国には、問うてみたい。  国益は、正義か。


人類の宝               [苔の生すまで]


 同類であると言う事は、 種 として弱い と言う事だ。   病原体と免疫など考えるに、ひとつの種がすべて同類ならば。  生き残っていけない。  だからユニークな民族というのは、人類の宝 なのである。


神の望まない経済成長              [苔の生すまで]


 なぜ世界経済が低迷しているのかと言えば、それはこちらから見れば明々白々の事で。 神がそれを望んでいないからだ。  自然の創造主である神という二段論法を出さなくても、我が日本においては自然そのものが神である。  これは何千年か遡れば地球上全ての地域で共有されていたもので、いささかも新参の突飛な感覚ではない。  市場には神の手が宿るという向こうの理屈を、逆手に取ろう。  人類文明、もしくはそこでいまや神のように崇められる 経済 を。  神は、疑問に感じておられる。


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